重点施策

2016年05月09日 更新

新しい百貨店ビジネスモデルの構築

J.フロント リテイリングは、
マーケット対応力の強化とローコストオペレーションへの構造転換の実現に向け、新百貨店モデルの構築を進めています。

 新百貨店モデルとは「お客様がわざわざ足を運びたくなるような、魅力的でかつ収益性の高い店舗を創造するための百貨店再生プログラム」です。具体的には、百貨店が本来得意とする中級から高級ゾーンの品揃えの維持・強化に加え、「ライフスタイルのカジュアル化」「節約志向・価格志向」というマーケットの大きな流れの変化に対応するため、それぞれの店舗において、店舗戦略の明確化と徹底をはかる中で、(1)対象顧客層の拡大(2)品揃え幅の拡大、特に価格の幅の拡大(3)スペシャリティゾーンの開発(4)高効率経営体制の実現、を推進しています。

大丸東京店
大丸東京店

 その代表例である大丸東京店は、2012年10月5日、従来の1.4倍の46,000㎡に拡大し、第2期増床グランドオープンしました。大丸東京店の第2期本格オープンでは、店づくりやオペレーションなどこれまでの数々の取り組みにより得られた成果やノウハウを導入しながら、東京駅に立地する店として、周辺に勤務されるOL、ビジネスマンや出張・旅行のお客様をはじめ、電車や車でわざわざお越しいただいている近隣・郊外にお住まいの方々まで、幅広いお客様をターゲットとし、「東京の〝いま〟が揃っている百貨店」をストアコンセプトに、これまで取り扱いのなかったラグジュアリーブランドやセレクトショップ、さらには東急ハンズや石井スポーツなど集客力のあるブランド・ショップを多数ラインナップするとともに、従来の強みであった食品も弁当、菓子を中心に質・量ともにさらに強化することにより、ギフトやおみやげ、トラベルに強いという特徴をもった店舗となりました。

 松坂屋名古屋店は、2012年春から3年にわたる大改装を実施しました。2012年度の第1期では〝百貨店の顔〟である1階、2階を刷新し、南館は2階に「うふふガールズ」を展開、1階にはレディスセレクトファッションを集積するとともに、中部地区初となる日本最大級のH&Mを導入。本館は1階の化粧品・婦人用品・アクセサリー売場を一新するとともに、2階の特選フロアは、新ブランドも導入して再構築しました。さらに、2013年度の第2期では、総仕上げとして本館地下1階、2階の食品フロアを全面改装。名古屋随一のフードゾーン構築を目指し、全国初・名古屋初の有力ショップを多数導入するとともに、スペシャリティゾーン「ターブルプリュス」を新たに展開しました。そして、2015年度春から2016年度春にかけての第3期改装では、婦人くつ・バッグ売場の再編や新たなカテゴリーとして「ヨドバシカメラ」の導入、さらに北館にメンズファッションを集約・拡大した「松坂屋 GENTA」の構築などを実施しました。この1期〜3期の大改装を通じ、集客力が高まるとともに顧客層の幅も拡大しています。

松坂屋名古屋店
松坂屋名古屋店

 こうした取り組み成果を、大丸・松坂屋各店へ順次展開し、それぞれの地域での競争力強化をはかっていきます。

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