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パルコ革新

Innovation of PARCO

次世代パルコの象徴、渋谷PARCO

渋谷PARCOは、1973年にオープン以来、「インキュベーション」「街づくり」「情報発信」に取り組み、街を刺激し、同時に刺激をもらいながら渋谷の発展の一端を担ってきました。この3つの取り組みはパルコのDNAであり、原点であり、進化し続けるパルコの信念ともいえます。

渋谷PARCO建替え計画として2007年より検討を開始してきたこのプロジェクトは、2015年12月に都市再生特別地区の決定を受け、市街地再開発事業として計画を進めてきました。次世代商業空間の創造に向けた店舗づくりの方向性では、任天堂の国内初の直営オフィシャルショップ「Nintendo TOKYO(ニンテンドートウキョウ)」のオープンやパルコ劇場の拡大など体験型コンテンツを拡充させるほか、ラグジュアリー、モード、ストリート・カルチャーのミックスによるファッションの再提案や、ICTを活用した未来型の売場づくりなどに取り組みました。

ニーズを満たすのではなく、ニーズを創造し、新しい消費提案・価値観を提供する――これまでの商業施設の枠を超え、デザイナー・クリエイターなどの送り手と共感・共創し、新たな取り組みを行うことで新しい刺激や楽しさの体験価値を提案し、グローバルに情報発信するビルを目指しています。デザイン・アート性やエンタテインメント性の高い専門店を軸とした編集をし、渋谷PARCOならではの独自性を高めています。また、特定の年齢層や性別の方にターゲットを絞るのではなく、感性で消費をする「新しいこと、人と違うこと、面白いこと、個性を追求する」都市生活者が世界中から訪れる商業施設を目指します。個性あふれる魅力的なショップは約180店。「FASHION」「ART&CULTURE」「ENTERTAINMENT」「FOOD」「TECHNOLOGY」の5本の柱で構成し、それぞれのジャンルをミックスし、お互いの魅力を引き出しあうフロア編集を行っています。

次世代に向けたフラッグシップストアとして「パルコブランド」を進化させ、他の店舗へもブランド力を波及させていきたいと考えています。

ハード、ソフト両面による地域への貢献

新しい渋谷PARCOが入居する当ビルは、地下1階〜地上8階・10階一部を商業部分、9階をクリエイティブスタジオ(育成施設)、1階(エントランス)、10階一部及び12階〜18階をオフィスとする地上19階・地下3階、延べ床面積約64,000㎡の公園通りのシンボルとなる施設として、ビルのハード・ソフトの両面から、「街づくり」へ貢献しています。

ハード面では、周辺の歩道や敷地内の広場を整備し、歩行者のスペースを拡充することによって、街歩きしやすい環境を作り、地域のにぎわいの創出をはかります。また、地域荷捌き場や駐輪場をビル内に設けることで、街歩きの妨げとなっている路上荷捌きや路上駐輪などの地域の課題へ取り組みました。さらに、このビルは①屋上広場・立体街路などの魅力的な屋外空間の創出②コージェネレーションシステム(CGS;熱源より電力と熱を生産し供給するシステムの総称)を中心とした高効率エネルギーシステムの積極的導入③デジタルコミュニケーションによるエネルギーの効率的利用の促進の取り組みが評価され、「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」として国土交通省より採択されました。最新設備機器の導入にとどまらず、エネルギー管理システムを活用した“見える化”により運転効率を高めた省CO2型の複合ビルを実現。“都市型ファッションビルにおける省CO2リーディングプロジェクト”として、他の複合施設へサステナブルを波及していきます。

一方、ソフト面では、ビルに設置した屋外広場で、地域と連動したイベントや、ファッションショー、音楽、フードイベントなど幅広いジャンルのイベントの開催を通じて、街場の活性化に貢献しています。

重点施策