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カーボンニュートラルの実現に向けた取り組み

Initiatives to Realization of Carbon Neutrality

野心的に取り組むScope1・2温室効果ガス排出量削減

当社グループの2030年Scope1・2温室効果ガス排出量削減目標(2017年度比)は、2019年に「SBTイニシアチブ」の認定を取得しています。2021年、マテリアリティの進化に伴い、削減目標を従来の40%から60%に引き上げました。
また、2021年5月に改定した役員報酬ポリシーでは、業績連動報酬を決定する指標として、Scope1・2温室効果ガス排出量削減目標を設定し、気候変動問題に対する経営陣の責任を明確化しました。
今後も、当社グループは、削減目標達成に向けて、再生可能エネルギーの切り替え拡大に加え、照明のLED化や社用車のEV化拡大に取り組み、脱炭素社会の実現を目指します。

※ 産業革命前からの気温上昇を2℃未満に抑えるため、科学的根拠に基づいた温室効果ガスの排出削減目標達成を推進することを目的とした国際的イニシアチブ

2020年度 Scope1・2温室効果ガス排出量実績

当社グループの2020年度温室効果ガス排出量は、132,106t-CO2となり、2019年度と比較して18.7%削減となりました。当社グループは、2020年度のScope1・2温室効果ガス排出削減目標を4.0%削減と設定していましたが、大幅に削減目標を上回りました。
また、当社グループの温室効果ガス排出量は、SBT基準年である2017年度と比較しても32.0%削減となり、SBT目標達成に向けて順調に推移しています。
Scope3温室効果ガス排出量

2020年度 Scope1・2温室効果ガス排出量実績

2020年度

2019年度比

2017年度比
(SBT基準年)

排出量
(t-CO2

削減量
(t-CO2

削減率
(%)

削減量
(t-CO2

削減率
(%)

目標

Scope1・2
合計

156,007

▲6,501

▲4.0

▲14,562

▲19.6

実績
内訳

Scope1・2
合計

132,106※

▲30,402

▲18.7

▲62,048

▲32.0

Scope1

11,983

▲3,231

▲21.2

▲4,069

▲25.3

Scope2

120,123

▲27,171

▲18.4

▲57,979

▲32.6

※ ロイド レジスター クオリティ アシュアランス リミテッドによる第三者保証取得

再生可能エネルギーシェア拡大

RE100達成に向けたロードマップ(再生可能エネルギー比率)

当社グループは、2019年度から、主要な店舗やオフィスの再生可能エネルギーへの切り替えを計画的に進めています。その結果、2020年度再生可能エネルギー比率は10.3%となり、2019年度と比較して6.3%向上しています。
また、当社グループは、2020年10月、「RE100(100% Renewable Electricity)」に加盟し、2050年までに事業活動で使用する電力を100%再生可能エネルギーにするという目標を設定しました。また、中間目標として、2030年度までに再生可能エネルギー比率60%と設定しています。
今後も、当社グループは、大丸松坂屋百貨店やパルコの店舗を中心に、再生可能エネルギーへの切り替えを強化し、RE100達成を目指します。

※2050年までに、事業活動で使用する電力を100%再成可能エネルギーで調達することを目標とする国際的イニシアチブ

着実に進む店舗の再生可能エネルギー化

心斎橋PARCOは、2020年11月、館内で使用する電力の100%を再生可能エネルギーとする店舗としてグランドオープンしました。再生可能エネルギー100%で先行オープンした大丸心斎橋店とともに、当社グループのESGモデル店舗としての役割を果たしています
また、2021年度には、広島PARCOや福岡PARCOにおいても100%再生可能エネルギーに切り替えており、当社グループにおける店舗の再生可能エネルギー化は着実に進んでいます。
店舗の再生可能エネルギー化は、店舗の価値を向上させ、環境課題に敏感なお客様やお取引先様からの支持獲得につながると考えています。

パルコで初となる
再生可能エネルギー100%使用の店舗 
心斎橋PARCO

省エネの取り組み

環境に配慮した次世代型ビル—新生渋谷PARCO

2019年11月22日に開業した渋谷PARCOでは、①屋上広場・立体街路などの魅力的な屋外空間の創出 ②コージェネレーションシステム(CGS)を中心とした高効率エネルギーシステムの積極的導入 ③デジタルコミュニケーションによるエネルギーの効率的利用の促進の取り組みが評価され、「サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」として国土交通省より採択されました。最新設備機器の導入にとどまらず、エネルギー管理システムを活用した“見える化”により運転効率を高めた省CO2型の複合ビルを実現しています。

※ コージェネレーションシステム(CGS):熱源より電力と熱を生産し供給するシステムの総称

環境に配慮した次世代型ビル
—渋谷PARCO

省エネ効率の高い機器の導入・LED化の推進

当社グループでは、CO2を削減し、地球温暖化を防止するためにさまざまな省エネに取り組んでいます。設備の更新や改装時・新規出店時には省エネ効率の高い機器を順次導入しています。

大丸松坂屋百貨店では、既存照明をLED照明へ変更することにより使用電力及びCO2の削減に努めています。2010年から2019年2月末までの累計で、全体の約48%にあたる約20万5千台のLED照明を導入しており、2025年度までに対象の約43万台すべてをLED化する予定です。

改装とあわせて天井照明をLED化 (大丸東京店)
調光と調色も同時に行えるLED照明を導入
(松坂屋名古屋店食品フロア「ターブルプリュス」)

創エネに向けた取り組み

当社グループは、電力をはじめとするエネルギーの安定的な調達が非常に重要なリスクになると考えています。
今後、自社施設をはじめ、遊休資産を活用した創エネ施策を検討し、再生可能エネルギーの自家消費拡大、およびエネルギー源の多様化によるレジリエンスの強化に取り組みます。
大丸京都店では、孔雀ブロンズ像の背面に縦11メートル・横6.6メートルの太陽光パネル(定格出力10kW)を設置しました。年間予想発電量約6千kWhでデジタルサイネージや外部サインにかかる電力をまかなっています。

太陽光パネルを組み込んだファサード(大丸京都店)

GINZA SIXがSEGES『都市のオアシス』認定取得

GINZA SIXの屋上庭園「GINZA SIX ガーデン」は、2017年10月に「SEGES(社会・環境貢献緑地評価システム)」(主催:公益財団法人都市緑化機構)において、快適で魅力ある都市の緑地を評価する「都市のオアシス」の認定を取得しました。

銀座エリア最大となる約4,000㎡の屋上庭園「GINZA SIX ガーデン」は、地上13階、高さ約56mの建築物屋上に位置し、屋上庭園の約56%にあたる約2,200㎡の緑地を新たに創出。都心の一等地における大規模な緑化に取り組む姿勢が高く評価され、認定取得にいたりました。

※SEGES:シージェス(社会・環境貢献緑地評価システム)緑をまもり育てる活動を通じて社会や環境に貢献している企業の緑地を対象に、特に優れた取り組みを評価・認定する制度

GINZA SIX ガーデン

社用車のEV化と、エコドライブの推進

大丸松坂屋百貨店では、2021年2月時点で自主運行車298台中、125台をEV車に転換しました。今後、自主運行車両入れ替えに合わせて、全てEV車に転換し、CO2の削減に取り組んでいきます。

2011年9月から、大丸・松坂屋の自主運行車両に、「テレマティクス」(移動体通信システム)を導入しています。「テレマティクス」は、速度超過や、急加速・急減速、燃費など、担当員の運行状況をデータ化するシステムです。安全運行委員会を3ヶ月に開催し、「テレマティクス」のデータをもとに、燃費の向上、及びCO2排出量の少ないエコドライブや安全運転の実施に役立てています。

外販車両96台(2021年2月現在)を運行する松坂屋名古屋店お得意様営業部では、テレマティクスを活用し、車を運転する部員には、安全運転講習会に併せたエコドライブ教育の実施や、ISO教育の一環として、「未来をつくるパスポート(ポケットマニュアル)」へ自身の運転に対する取り組みを自筆で記載することで自覚を促しています。

この取り組みに対し、2016年に、公益財団法人交通エコロジー・モビリティ財団が主催する「エコドライブ活動コンクール」一般の部において優秀賞を受賞しました。

電気自動車の充電器を設置

当社グループのエンゼルパーク、大丸松坂屋百貨店の大丸心斎橋店、松坂屋名古屋店では電気自動車充電器を設置し、CO2削減につながる電気自動車への対応をおこなっています。エンゼルパークでは電気自動車充電スタンド(200V)をエンゼルパーク駐車場南館に2台、北館に1台、矢場公園駐車場に1台設置しています。

電気自動車充電器(エンゼルパーク)

脱炭素社会の実現