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トップコミットメント

Top Commitment

地球温暖化や海洋汚染など地球環境の問題の深刻化、サプライチェーン上の人権問題や地政学的リスクの高まりなど、先行き不透明感が増す中、社会構造や消費行動が大きく変わろうとしています。
今や環境や社会との共存なくして企業の発展はない、環境や社会、人権などの課題から目を背けて企業活動を行うことができないのは明らかです。

私たちは先達の残してきたものを守り続けなければなりません。そして、それを未来の地球、未来の子どもたちにつないでいかなければなりません。それは環境だけではなく企業も同様です。そのためには、私たち自身が変わらなければならないのです。今、私たちの生きるこの時代はまさにその岐路に立たされているのです。
企業は環境、社会に生かされている存在です。一方で、企業は社会に積極的に、能動的に働きかけていかなければならない存在です。社会の一員の企業の使命として、社会への影響の大小に関わらず、解決できることは積極的に取り組んでいかなければなりません。一方で、企業は営利組織です。利益を出し持続的に成長していかなければ生きていけません。
今、私たちに求められているのは、長期志向を持って、社会課題の解決と企業の成長の両立という、ともすれば相反する事柄を乗り越え同時に実現することです。この今まで誰も成し遂げていない困難な課題を解決するために、私たちは激流の中で目指すべき方向性を明らかにし、自分の足で踏ん張り進んでいくしかないのです。それこそが、今回私が掲げた「サステナビリティ経営」です。サステナビリティ経営はすべての企業としての取り組みの大前提となる考え方であり、私たちは常にこの未知の課題の解決策を考えながら企業の持続的成長を実現していかなければならないのです。

サステナビリティ経営とは、社会課題の解決と企業成長を両立する経営です。その具体的な取り組みは「CSV:Creating Shared Value(共通価値の創造)」として取り組んでいきます。そして、その取り組みを通して、お客様、従業員、お取引先様などすべてのステークホルダーの「Well-Being Life」を実現していきます。

2024年3月
J.フロント リテイリング株式会社
代表執行役社長