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トップコミットメント

Top Commitment

みなさんもすでにご存じの通り、地球温暖化や海洋汚染など地球環境の問題はすでに待ったなしのところまで来ています。そして東日本大震災、今回の新型コロナウイルスなど、近年様々なことが起きています。その結果、天災への対応、原子力エネルギーへの問題などが浮き彫りになってきました。
また、新型コロナウイルスのパンデミックは世界に自国第一主義や経済格差を生み出しました。私たちはなぜそうなってしまっているのか、を考えなければなりません。地震やウイルスは、今まで私たちが見て見ぬふりをしてやり過ごしてきた事実を赤裸々に浮かび上がらせる一つのきっかけにすぎません。今まで世界を動かしてきた資本主義経済の仕組み、その中で自分たちの会社が成長してきた事など、自分たちが当たり前として受け入れてきた世の中の仕組み自体がすでに限界を超えているのです。今までのように、根底にある真実に目をつぶり、目の前の利益をただひたすら追いかけているだけでは立ち行かなくなっているのです。

私たちは先達の残してきたものを守り続けなければなりません。そして、それを未来の地球、未来の子どもたちにつないでいかなければなりません。それは環境だけではなく企業も同様です。そのためには、私たち自身が変わらなければならないのです。今、私たちの生きるこの時代はまさにその岐路に立たされているのです。
企業は環境、社会に生かされている存在です。一方で、企業は社会に積極的に、能動的に働きかけていかなければならない存在です。社会の一員の企業の使命として、社会への影響の大小に関わらず、解決できることは積極的に取り組んでいかなければなりません。一方で、企業は営利組織です。利益を出し持続的に成長していかなければ生きていけません。
今、私たちに求められているのは、長期志向を持って、社会課題の解決と企業の成長の両立という、ともすれば相反する事柄を乗り越え同時に実現することです。この今まで誰も成し遂げていない困難な課題を解決するために、私たちは激流の中で目指すべき方向性を明らかにし、自分の足で踏ん張り進んでいくしかないのです。それこそが、今回私が掲げた「サステナビリティ経営」です。サステナビリティ経営はすべての企業としての取り組みの大前提となる考え方であり、私たちは常にこの未知の課題の解決策を考えながら企業の持続的成長を実現していかなければならないのです。

今回、J.フロント リテイリンググループは、2021年度からスタートした中期経営計画において、サステナビリティ経営の考え方、グループビジョンのゴールとしての「Well-Being Life(ウェルビーイング ライフ)」、そして、マテリアリティの充実と拡大を掲げました。サステナビリティ経営とは、社会課題の解決と企業成長を両立する経営です。その具体的な取り組みは「CSV:CreatingShared Value(共通価値の創造)」として取り組んでいきます。そして、その取り組みを通して、お客様、従業員、お取引先様などすべてのステークホルダーの「Well-Being Life」を実現していきます。「Well-BeingLife」とは一言で言うと「心身ともに豊かなくらし」の実現です。その実現に向けて、今後当社グループが取り組む重要課題が今回の7つのマテリアリティです。

2021年5月
J.フロント リテイリング株式会社
取締役兼代表執行役社長

サステナビリティに関する方針